自転車のプロとまちづくりがしたい!チャリおこし協力隊募集

“自転車でまちづくりを担うプロ”を募集します

 

九州南西部、奄美群島のひとつ、沖永良部島(おきのえらぶじま)。2町のひとつ、和泊町(わどまりちょう)では、「自転車を活かしたまちづくり」を担う地域おこし協力隊を募集します。町民の健康増進、観光コンテンツの造成、さらには温室効果ガス削減など、目的は盛りだくさん!自転車愛なら負けないという方をお待ちしています。

島のサイクリングは”魅力”も”課題”も山盛り

おきのえらぶ島をご存知ですか?この島、サイクリングを楽しむ場所としておすすめです。


勾配がゆるやかな島で、一番高い山でも246メートルと低標高。大海原を視界いっぱいに受け止めながら走っていると、サトウキビ畑や牛小屋、そしてシャイだけど喋りだすと止まらない島民との出会いなど、素朴な暮らしを堪能できるでしょう。また、日本では珍しい亜熱帯に属し、サンゴ礁の上にあることから、動植物など独特な生態系も見ていて飽きません。

しかし、そんな魅力がある一方で課題も山盛り。

サイクリング事業に関わる方々に伺ってみました。

島民に聞く自転車の魅力と課題(サイクリングツアーガイド)

おきのえらぶ島観光協会のスタッフとして、サイクリングツアーのガイドを行う森岡さん。2年前からはじまったツアーも、今年に入り急速に参加者が増え、島の目玉観光であるケイビング(洞窟探検アクティビティ)とセットで来られる観光客が増えているとのことです。

ーーどんなツアーですか?

「ハイライトサイクリングツアーといって、島民の暮らしぶりが感じられる内容です。たとえば畑で働かれている方に挨拶するとか、おやつを買いに商店へ寄ってみるとか、今はコロナ禍で密になれませんが、ハイライトという言葉にはそうしたふれあいの意味があります」

ーー自転車だからこそ感じられる島の魅力は?

「島には、地図には載っていないけど実は素敵なスポットがたくさんあります。小さな川、公園、ビーチ、そんな場所ほど車では入りにくいですが、自転車なら入れます。そして本土ではなかなか見られない動植物が多いので、あれがバナナの花なんですよとか、パパイヤってこんなに高い位置に実るんですよとか、実物を見せながら説明をすると喜ばれますね」

ーー自転車で島を楽しむ上で感じる課題は?

「安心して走れる道路がないところです。参加者の体力次第では走ることもありますが、島民は優しい方ばかりなので、僕らが端に避けても後ろをゆっくりと付いてきてくれ、こちらが一箇所に固まって合図してようやく抜いてくれる。ときどき窓を開けて『頑張って』と声も掛けてもらえます。そんな島民の優しさで成り立っているところがあるので、自転車専用レーンなどの環境整備がされるに越したことはありませんね」

島民に聞く自転車の魅力と課題(レンタサイクル経営)

和泊町の中心地でホテルを営む町田さん、クロスバイクのレンタサイクルを5年前に開始。宿泊客を中心に利用が多く、ときどき島一周を楽しみたいという島民の方からの利用もあるそうです。バイク整備士の経験もあることから整備を頼まれることもあるとのこと。

ーーどんな人が借りていきますか?

「うちに宿泊された方が多いですが、そのほかの観光客もネットで検索して見つけられるようです。島民の方でも、『島や町を一周したい』と言って借りていきます。自分で持つと整備が大変なので、『時々乗るくらいならレンタルでいい』と考えている方もいるようです」

ーー利用した人からどんな声を聞きますか?

「楽しかったという声が多いですね。車に比べて小道に入って動き回れる分、観光スポットよりも島の町並みを見たい冒険好きな人向きです。都会から来た人だと珍しいからか、牛小屋やヤギに感動したという声をよく聞きます。中には、地元の人に道を尋ねたら軽トラで自転車ごと目的地まで送ってくれ、仲良くなって帰りに見送ってくれたなんて人もいました」

当時その集まりを『こども会』と呼んでいましたが、「まちゅんどクラブ」はまさしくそれを再現した子どもたちが島の魅力を体験できる場にしていきたい、体験を通して島に愛着と誇りを持ってほしいと考えています。

ーー自転車で島を楽しむ上で感じる課題は?

「道路ですね。畑沿いは側溝が多く、グレーチング(網状の蓋)があっても錆びて尖っていたり欠けていたりする場所もあるので、自転車だとハマってケガをする危険があります。あとは日陰、木陰の下にベンチがあるだけでもよいです。地域によっては自販機や商店が少ないので水分補給できる場所も必要です。そして島民には購入できる選択肢と整備士が必要。整備を教えられる講習会や、島にないメーカーの販路をつくれる人が来れば心強いですね」

森岡さんと町田さんから伺った課題を並べると、この通り。

・道路に自転車専用レーンがない
・自転車ツアーを行えるガイドが少ない。
・島で買える自転車の選択肢と、整備士が必要。
・場所を知らないと、トイレや休憩場所(日陰)探しが難しい。
・道路に側溝が多く、グレーチング(網状の蓋)が錆びていて危ない。
・コースによっては水分補給ができない(商店や自動販売機が少ない)。
・高校生にも興味を持ってほしいので、BMXでダウンヒルができる施設がほしい。
・瀬戸内海のしまなみ海道のようなサイクリングコースがあるといい

この通り、山積み!

そして和泊町の土木課は今、ともにこれらに取り組む自転車のプロを求めています。

土木課と実現しよう、あなたが描く自転車の島。

和泊町の土木課では令和2年度に、「むぅるほうらしゃ(方言でみんなうれしい)プロジェクト」を立ち上げ。これは、自転車レーンの整備などにより活用を促進することで、町民の健康増進、新たな観光客の誘致、温室効果ガスの削減などの課題解決を実現するものです。

レーンなどのハード整備は土木課にはお手のもの!ですが、「自転車のプロ」がいません。

そう、求めている方は自転車のプロです。自転車店経営者、自転車アスリート、自転車で日本を一周した人、どなたでも大歓迎です。自転車を活かしたまちづくりを描ける、知識・経験・技術を持つ人を迎え、土木課がハード、あなたがソフトの両輪でともに走りましょう。

最後に、募集担当の土木課係長の平山烈士さんからのメッセージを記載します。

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プロジェクト立ち上げにあたり、私も、平日の自転車通勤や、週末は子どもとのサイクリングが増えました。40歳を過ぎて走ることが簡単ではなくなりましたが、自転車なら気軽に取り組める。この魅力を多くの町民、そして島民のみなさんに伝えたいと思っています。

専用レーン設置のほか、自転車を軸にやりたいことはたくさんあります。日陰やトイレなどのある自転車の道の駅、自転車コースマップの作成、年代や体力に合わせた町民向けサイクリングイベント、畑を使ったレース大会、BMX大会、などなど。

新しい発想で島の人たちをワクワクさせる取り組みにいっしょに挑戦しましょう。「自転車なら任せろ」という方は、ぜひ「興味あり」を押してください!

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和泊町HPはこちら!
鹿児島県和泊町ホームページ

沖永良部島の観光・生活情報についてはこちらから!
沖永良部島 観光案内|おきのえらぶじま観光協会【公式】
沖永良部島 和泊町の移住情報サイト「くらすわどまり」


取材・撮影・執筆:ネルソン水嶋@南国書斎

地域おこし協力隊「チャリおこし協力隊」募集要項

主な業務

1.自転車ルートの検討・設定
2.自転車関連イベントの企画・実施
3. 自転車関連の相談窓口
4. SNSや動画コンテンツ等を活用した情報発信
5.「自転車の駅」設置に向けた準備

応募要件

以下のすべての項目に該当する方が対象となります。
1.条件不利地域(過疎法、山村振興法、離島振興法等の指定地域)を除く都市地域等から生活拠点を和泊町内に移すとともに和泊町に住民票を異動できる方
2.地方公務員法第16条に規定する職員の欠格条項に該当しない方
3.原則、20歳以上の方
4.心身ともに健康で、誠実に職務を行うことができる方
5.普通自動車運転免許を有している方
6.パソコン(Word・Excel、SNS等)の操作ができる方
7.協調性がありコミュニケーション能力が高い方
8.協力隊任期終了後、和泊町に定住する意志のある方
9 .日頃から自転車を愛好している方
※その他、自転車整備に取り組む意欲のある方

応募人員

1名

勤務地(活動地)

和泊町役場(原則和泊町内となりますが、内容によっては島内での活動もあります)

勤務時間

月曜日~金曜日の8時30分~17時00分(休憩1時間)
※必要に応じて時間外及び休日に活動を行うことがあります。その場合は、時間外手当支給または平日振替
休日:土・日・祝日,年末年始

雇用形態・期間

・身分は和泊町会計年度任用職員とし、地方公務員法に基づき和泊町長が任命します。
・任用期間は1年間とし、面談及び人事評価により、最長3年間まで再度の任用ができるものとします。
・協力隊としてふさわしくないと判断した場合は、任用期間中であっても任用を取り消すことができるものとします。

給与等

・月額166,000円 ※実績に応じて翌年度以降昇給有り。
・期末手当(6月,12月)
・通勤手当(自宅から2km以上の場合2km以上5km未満:月額2,000円,5km以上:月額4,100円)

待遇・福利厚生

・社会保険完備(健康保険・厚生年金)
・年次有給休暇(6カ月経過後から付与)及び慶弔に係る休暇等の制度があります。
・協力隊としての職務に影響のない範囲で副業可能ですが、事前に相談ください。
・任用期間中の住居は町が借り上げし貸与いたします。※光熱水費等は自己負担となります。
・活動に必要なパソコン、車輌(公用車)は町が用意したものを使用できるほか、消耗品,出張旅費等は、活動予算の範囲内で町が負担します。
・移動手段として自家用車(自動車・バイク等)は必要不可欠ですので、個人で用意してください。

【隊員側で負担する経費】
1.本町までの交通費(面接時を含む。)
2.引越し費用(運送費)
3.自己都合による帰省費用・旅費・その他経費
4.生活に要する水道光熱費
5.自家用車(自動車・バイク等)

募集締切

令和4年1月4日(火)※原本郵送必着

応募方法

市販の履歴書(顔写真添付)に必要事項を記入の上、地域おこし協力隊応募用紙、居住地を確認できる書類(免許証及び住民票抄本又はマイナンバーカードの写し等)を添えて、下記の応募先まで令和4年1月4日必着で送付してください。
※職歴については詳細に記入してください。
※提出書類は返却しません。

選考方法

1.第1次選考:書類審査
※応募書類をもとに書類選考を行います。選考結果は応募者全員に文書で通知します。

2.第2次選考:オンライン面接(第1次選考合格者のみ)
※第1次選考合格者対象にオンライン面接を行います。
※日時等は第1次選考結果通知の際にお知らせします。

3.最終選考結果の通知
※第2次選考後、面接者に選考結果を文書で通知します。
※和泊町への住民票の異動は、必ず任用日以降に行ってください。

応募書類など

書類送付・お問い合わせ先

〒891-9192
鹿児島県大島郡和泊町和泊10番地
和泊町役場土木課 平山 烈士
電話0997-84-3520
FAX0997-92-3300
メールdoboku@town.wadomari.lg.jp