投稿者: kurasuwadomari
島のスポーツクラブを法人化して健康を持続可能に!スポーツアドミニストレーター
*本求人は募集を終了いたしました。
九州南西部、奄美群島のひとつ、リーフ(サンゴ礁)で囲まれ、春には花が咲き誇る沖永良部(おきのえらぶ)島。実はここ、スポーツ好きな人々が多いのです。

子供たちはスポーツ少年団に、高校生の多くがスポーツ関連の部活に所属し、また年に一度はジョギング大会、町民体育大会、県民体育大会大島地区大会(通称「郡体」)といったスポーツ行事が目白押し!(今年はコロナ禍で一部中止)
そんな島のスポーツを支えるひとつが、「元気!わどまりクラブ」。和泊町の総合型地域スポーツクラブ(文部科学省が推進する地域密着型スポーツクラブ)で、2002年からほぼ20年に渡り町のスポーツ推進に貢献してきました。
しかし、現状の任意団体は制約が多く、一人の職員の熱意で成り立っている状態。そこで持続可能な組織づくりを目指して、法人化のサポートと、その後の事業展開をともに考えられる、スポーツビジネスの知見に長けた「スポーツアドミニストレーター」を募集します!
法人化で、人を雇う基盤をつくりたい。
平日の夕方、町内の体育館の前に立つと、軽快な音楽とともに「いいよ!」「できるできる!」という声がする。覗き込むと、館内めいっぱいに走り回る子供たち。その一角で声をかけながら、跳び箱に向かって飛ぶ子供たちをサポートする男性がいました。

名前は、中野譲(ゆずる)さん。「元気!わどまりクラブ」唯一の職員です。
「できなかったことができた瞬間の表情がいいんですよ、くだけた笑顔っていうんですか。日々ドラマが尽きません。活発すぎて授業中は注意ばかりされていた子がみんなのお手本になって、保護者の方から『良い面が見えてうれしい』と言われるとやりがいを感じますね」

中野さんは島出身。今でこそスポーツの先生だが、昔は体が細く、スポーツ少年団にも入れてもらえず悔しい思いをしたという。そんな中で高校生ながらハンドボールの社会人チームに入れてもらい、リーダーに抜擢。避けていたスポーツが、段々と楽しいものに変わっていきました。
「輪に入れてもらえずスポーツが嫌いだった。後に先輩に救われたけど、そんな当時の自分みたいな子供をつくりたくない。私がスポーツ保育をしているのは、そんな思いからです」
その後、島で保育士となり、島外の研修会などで得た知識を考え方の違いから現場で活かせない状況にもどかしさを感じていました。そうして7年後のある日、沖縄での研修会で、運動あそびの第一人者の先生から声をかけられたことをきっかけに、体育講師に転職して都内へ拠点を移すことに。「ここで学び島の保育を発展させたい」と先を見据えて、3年間に渡り保育園やこども園などで運動遊びを教えて回ったあと、今年春にUターンしました。

今回、なぜ法人化が必要なのか?聞きました。
「人を雇う基盤をつくることと、対象を町民から島民に広げるためです。町から補助を受けた任意団体だと対象は町民のみ。法人なら外部からのスポーツ研修の受入れや、他の事業者との連携も行える。人が増えれば、私も前職の会社からの依頼を事業として受けられます」
総合型地域スポーツクラブの特徴は「広い世代の人々が、各自の興味関心・競技レベルに合わせて参加できる」こと。クラブでは中野さんが教える児童向けプログラムのほか、より上の子供向けの教室や大人向けのサークルもある。保護者から「親子で体を動かす場がほしい」という声が上がるが、中野さん一人だと手が回らず新しいプログラムをつくれない。
NPO法人や社団法人になったスポーツクラブは、スポーツ以外の事業展開を行ったり、運動施設や公民館の指定管理者となり比較的安定した運営をできているケースも多いという。

「土台作りを楽しめる人」に来てほしい
どんな人と出会いたいか、中野さんとクラブ会長、また参加児童の保護者に聞きました。
中野さん:
「土台づくりを楽しめる人、過程を楽しめる人に来てほしいですね。私には考えつかないことを教えてもらいながら組織づくりを進めたい。また、、『元気!わどまりクラブ』はより幅広い世代に体を動かす場づくりを提供しなければなりません。スポーツという部分は共通しながらも、私のスポーツ保育とはまた違った畑の人だとなおよいです」
平山さん(元気!わどまりクラブ会長):
「高校や大学で厳しいスポーツ環境を経験した人がいいかなと思います。そういう人達は横のつながりがあるので、島外からいろんな人を呼ぶことを期待します」

スポーツクラブ参加児童のお母さん:
「すごく良いのに、島外から来た人には『わらんちゃスポーツクラブ』という名前だと活動内容が伝わりづらい。分かりやすく発信できる人が来たらいいなと思います」

まとめるとこのような内容です。
・スポーツ好きの方
・土台づくりを楽しめる方
・スポーツ指導経験のある方
・中野さんとタッグを組みたい方
・スポーツクラブなどの立ち上げや運営に携わられた方
・NPO法人や社団法人などの立ち上げや運営に携わられた方
・大学などでスポーツ学(とくにスポーツ経営学)を学ばれた方
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鹿児島県和泊町ホームページ
沖永良部島の観光・生活情報についてはこちらから!
沖永良部島 観光案内|おきのえらぶじま観光協会【公式】
沖永良部島 和泊町の移住情報サイト「くらすわどまり」
取材・撮影・執筆:ネルソン水嶋@南国書斎
和泊町地域おこし協力隊「元気!わどまりスポーツアドミニストレーター」募集要項
主な業務
1.「元気!わどまりクラブ」の体制強化に関する取組(法人化)や運営方法の検討
2.地域資源を活かした新たな「多世代・多種目・多志向」プログラムの企画・実施
3. 各教室や各種プログラム実施に関する現場の支援
4. 町やその他団体主催イベントへの協力
応募要件
以下のすべての項目に該当する方が対象となります。
1.条件不利地域(過疎法、山村振興法、離島振興法等の指定地域)を除く都市地域等から生活拠点を和泊町内に移すとともに和泊町に住民票を異動できる方
2.地方公務員法第16条に規定する職員の欠格条項に該当しない方
3.原則、20歳以上の方
4.体を動かすことが好きで各教室や各種プログラム実施に関する現場の支援(理想は指導)ができる方
5.心身ともに健康で誠実に職務を行うことができる方
6.普通自動車運転免許を有している方
7.パソコン(Word・Excel、SNS等)の操作ができる方
8.協調性がありコミュニケーション能力が高い方
9.協力隊任期終了後、和泊町に定住する意志のある方
応募人員
1名
勤務地(活動地)
和泊町役場(原則和泊町内となりますが、内容によっては島内での活動もあります)
勤務時間
月曜日~金曜日の8時30分~17時00分(休憩1時間)
※必要に応じて時間外及び休日に活動を行うことがあります。その場合は、時間外手当支給または平日振替
休日:土・日・祝日,年末年始
雇用形態・期間
・身分は和泊町会計年度任用職員とし、地方公務員法に基づき和泊町長が任命します。
・任用期間は1年間とし、面談及び人事評価により、最長3年間まで再度の任用ができるものとします。
・協力隊としてふさわしくないと判断した場合は、任用期間中であっても任用を取り消すことができるものとします。
給与等
・月額166,000円 ※実績に応じて翌年度以降昇給有り。
・期末手当(6月,12月)
・通勤手当(自宅から2km以上の場合2km以上5km未満:月額2,000円,5km以上:月額4,100円)
待遇・福利厚生
・社会保険完備(健康保険・厚生年金)
・年次有給休暇(6カ月経過後から付与)及び慶弔に係る休暇等の制度があります。
・協力隊としての職務に影響のない範囲で副業可能ですが、事前に相談ください。
・任用期間中の住居は町が借り上げし貸与いたします。※光熱水費等は自己負担となります。
・活動に必要なパソコン、車輌(公用車)は町が用意したものを使用できるほか、消耗品,出張旅費等は、活動予算の範囲内で町が負担します。
・移動手段として自家用車(自動車・バイク等)は必要不可欠ですので、個人で用意してください。
【隊員側で負担する経費】
1.本町までの交通費(面接時を含む。)
2.引越し費用(運送費)
3.自己都合による帰省費用・旅費・その他経費
4.生活に要する水道光熱費
5.自家用車(自動車・バイク等)
募集締切
令和4年1月4日(火)※原本郵送必着
応募方法
市販の履歴書(顔写真添付)に必要事項を記入の上、地域おこし協力隊応募用紙、居住地を確認できる書類(免許証及び住民票抄本又はマイナンバーカードの写し等)を添えて、下記の応募先まで令和4年1月4日必着で送付してください。
※職歴については詳細に記入してください。
※提出書類は返却しません。
選考方法
1.第1次選考:書類審査
※応募書類をもとに書類選考を行います。選考結果は応募者全員に文書で通知します。
2.第2次選考:オンライン面接(第1次選考合格者のみ)
※第1次選考合格者対象にオンライン面接を行います。
※日時等は第1次選考結果通知の際にお知らせします。
3.最終選考結果の通知
※第2次選考後、面接者に選考結果を文書で通知します。
※和泊町への住民票の異動は、必ず任用日以降に行ってください。
3.最終選考結果の通知
※第2次選考後、面接者に選考結果を文書で通知します。
※和泊町への住民票の異動は、必ず任用日以降に行ってください。
書類送付・お問い合わせ先
〒891-9192
鹿児島県大島郡和泊町和泊10番地
和泊町教育委員会事務局 担当:沖田
電話:0997-92-0300
FAX:0997-92-2116
メール:syougai@town.wadomari.lg.jp
GIGAスクール構想に揺れる!南の島の学校を支えるICT支援員「DX先生」
*本求人は募集を終了いたしました。
九州南西部、奄美群島のひとつ、リーフ(サンゴ礁)で囲まれ、春には花が咲き誇る沖永良部(おきのえらぶ)島。そんなのどかな島の小・中学校に、大きな変化が起きています。
文部科学省が取り組む、全国の児童・生徒に1人1台のコンピューターと高速ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」。「Global and Innovation Gateway forAll(全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉)」という壮大な名前からも大きな期待が込められる一方で、課題も山積みです。
授業は今まで通りある中で、児童たちのアカウント管理、ネットワークトラブル対応、タブレット自体の使い方…やることばかりが増えていき、先生も生徒も大忙し!そこで和泊町では、島の教育現場のICTによる進化を支える「DX先生」(ICT支援員)を募集します!
DX:デジタルトランスフォーメーション。デジタル技術による変革。

タブレットは活かしたいが教育現場は忙しい
和泊小学校に行くと、運動場で順々にハードルを跳ぶ体操服姿の児童たちの姿。よく見るとその手にはタブレット(Chromebook)が握られています。
「タブレットで、ハードルを跳ぶ姿をお互いに動画で撮って確認させています。自分の動きはなかなか見られないので、こうしてすぐに確認できる即時性はいいですね」
そう話すのは同校の森田先生。体育以外にも、屋内の授業ではクラウド上で児童の意見を集約したりスペース上の制限がないのでたくさん書ける。図画工作で資料が必要なときには、各々のタブレットで調べられるので時短と主体性につながる。

このようにメリット尽くしに感じるGIGAスクール構想。しかし、約600台という数のタブレットが現場に与えるものはそれだけではありません。同校の情報教育担当の宮田先生は、「いいものだけど活かし切れていない部分も多い」と課題を話します。
「教員がタブレットの扱いを学ぶ研修時間が十分に取られていない中、今まで通り授業はあり時間の余裕がない状況です。アカウント管理や、ネットワークや端末のトラブル対応も少なくない。そもそも、低学年はまだローマ字を学んでいないのでキーボードも打てない状態です」

一方で、「離島だからこそICTの可能性は高い」と期待も込めます。
「私はここに転勤して2年目ですが、おきのえらぶ島はすごく魅力的な場所です。もし私が他県にいたらこの学校と交流したい。島の子どもたちにとっても、国内外問わずオンラインで交流できることは、離島にいながらグローバル感覚を培うチャンスだと思っています」
和泊小学校は町内で一番生徒数の多い小学校ですが、ほかの小学校3校と中学校2校もまた似た課題を抱えています。今回募集する「DX先生」(ICT支援員)は町内6校の、アカウント管理や端末関連トラブル対応、そしてタブレットやウェブカメラなどICT機器を活かした新時代の授業を先生とともに考えることがミッションです。

スキルよりも教育への姿勢や熱意が大切
どんな人と出会いたいか、宮田先生と森田先生に伺いました。

宮田先生「理想は、ICTスキルに長け教員を目指している人です。ICT支援員は教員ではありませんが、子どもたちの目には私たちと同じ『先生』に映ります。たとえば、挨拶をするとか、子どもが悪いことをしていればきちんと声を掛けるとか、そうした姿勢は大切です」
森田先生「『(タブレットの)便利な機能だから使おう』と言って、子どもたちの学習目標が達成されなければ本末転倒です。学習指導要領をある程度把握して、『目標を達成する上でどう使えるか』と考えられる方に来てほしいです」

また、先生のスキルもさまざま。タブレットやICT機器の運用方法を共有するためのコミュニケーション力が求められます。その上で、教育への関心が相互理解の鍵になるとのこと。
まとめるとこのような内容です。
・教員を目指していたり、教育に関心のある方。
・子どもに寄り添い成長をともに喜ぶことができる方
・自ら情報を収集、分析し、企画立案、実践できる方。
・世代など属性を問わず積極的にコミュニケーションのとれる方
・PCやタブレット端末(Chromebook)の高度な操作技術やICTの知識がある方
・島暮らしに興味のある方
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取材・撮影・執筆:ネルソン水嶋@南国書斎
和泊町地域おこし協力隊「DX先生(ICT支援員)」募集要項
主な業務
1.授業支援(授業計画の作成支援・ICT機器の準備,操作支援等)
2.環境整備(アカウント管理支援,日常メンテナンス支援,ネットワークトラブル対応)
3. 校務支援(HPの作成・更新等の情報発信の支援等)
4. 研修支援(研修の企画支援,準備,実施支援等)
応募要件
以下のすべての項目に該当する方が対象となります。
1.条件不利地域(過疎法、山村振興法、離島振興法等の指定地域)を除く都市地域等から生活拠点を和泊町内に移すとともに和泊町に住民票を異動できる方
2.地方公務員法第16条に規定する職員の欠格条項に該当しない方
3.原則、20歳以上の方
4.心身ともに健康で、誠実に職務を行うことができる方
5.普通自動車運転免許を有している方
6.タブレット端末(Chromebook)の操作やICTの知識が豊富な方
7.協調性がありコミュニケーション能力が高い方
8.協力隊任期終了後、和泊町に定住する意志のある方
応募人員
1名
勤務地(活動地)
和泊町役場(原則和泊町内となりますが、内容によっては島内での活動もあります)
勤務時間
月曜日~金曜日の8時30分~17時00分(休憩1時間)
※必要に応じて時間外及び休日に活動を行うことがあります。その場合は、時間外手当支給または平日振替
休日:土・日・祝日,年末年始
雇用形態・期間
・身分は和泊町会計年度任用職員とし、地方公務員法に基づき和泊町長が任命します。
・任用期間は1年間とし、面談及び人事評価により、最長3年間まで再度の任用ができるものとします。
・協力隊としてふさわしくないと判断した場合は、任用期間中であっても任用を取り消すことができるものとします。
給与等
・月額166,000円 ※実績に応じて翌年度以降昇給有り。
・期末手当(6月,12月)
・通勤手当(自宅から2km以上の場合2km以上5km未満:月額2,000円,5km以上:月額4,100円)
待遇・福利厚生
・社会保険完備(健康保険・厚生年金)
・年次有給休暇(6カ月経過後から付与)及び慶弔に係る休暇等の制度があります。
・協力隊としての職務に影響のない範囲で副業可能ですが、事前に相談ください。
・任用期間中の住居は町が借り上げし貸与いたします。※光熱水費等は自己負担となります。
・活動に必要なパソコン、車輌(公用車)は町が用意したものを使用できるほか、消耗品,出張旅費等は、活動予算の範囲内で町が負担します。
・移動手段として自家用車(自動車・バイク等)は必要不可欠ですので、個人で用意してください。
【隊員側で負担する経費】
1.本町までの交通費(面接時を含む。)
2.引越し費用(運送費)
3.自己都合による帰省費用・旅費・その他経費
4.生活に要する水道光熱費
5.自家用車(自動車・バイク等)
募集締切
令和4年1月4日(火)※原本郵送必着
応募方法
市販の履歴書(顔写真添付)に必要事項を記入の上、地域おこし協力隊応募用紙、居住地を確認できる書類(免許証及び住民票抄本又はマイナンバーカードの写し等)を添えて、下記の応募先まで令和4年1月4日必着で送付してください。
※職歴については詳細に記入してください。
※提出書類は返却しません。
選考方法
1.第1次選考:書類審査
※応募書類をもとに書類選考を行います。選考結果は応募者全員に文書で通知します。
2.第2次選考:オンライン面接(第1次選考合格者のみ)
※第1次選考合格者対象にオンライン面接を行います。
※日時等は第1次選考結果通知の際にお知らせします。
3.最終選考結果の通知
※第2次選考後、面接者に選考結果を文書で通知します。
※和泊町への住民票の異動は、必ず任用日以降に行ってください。
3.最終選考結果の通知
※第2次選考後、面接者に選考結果を文書で通知します。
※和泊町への住民票の異動は、必ず任用日以降に行ってください。
書類送付・お問い合わせ先
〒891-9192
鹿児島県大島郡和泊町和泊10番地
和泊町教育委員会事務局 上別府(びゅう)
電話:0997-92-0009
FAX:0997-92-2116
メール:kyouiku@town.wadomari.lg.jp
自転車の力で南の島を元気に!チャリおこし協力隊
*本求人は募集を終了いたしました。
“自転車でまちづくりを担うプロ”を募集します

九州南西部、奄美群島のひとつ、沖永良部島(おきのえらぶじま)。2町のひとつ、和泊町(わどまりちょう)では、「自転車を活かしたまちづくり」を担う地域おこし協力隊を募集します。町民の健康増進、観光コンテンツの造成、さらには温室効果ガス削減など、目的は盛りだくさん!自転車愛なら負けないという方をお待ちしています。
島のサイクリングは”魅力”も”課題”も山盛り
おきのえらぶ島をご存知ですか?この島、サイクリングを楽しむ場所としておすすめです。

勾配がゆるやかな島で、一番高い山でも246メートルと低標高。大海原を視界いっぱいに受け止めながら走っていると、サトウキビ畑や牛小屋、そしてシャイだけど喋りだすと止まらない島民との出会いなど、素朴な暮らしを堪能できるでしょう。また、日本では珍しい亜熱帯に属し、サンゴ礁の上にあることから、動植物など独特な生態系も見ていて飽きません。
しかし、そんな魅力がある一方で課題も山盛り。

サイクリング事業に関わる方々に伺ってみました。
島民に聞く自転車の魅力と課題(サイクリングツアーガイド)

おきのえらぶ島観光協会のスタッフとして、サイクリングツアーのガイドを行う森岡さん。2年前からはじまったツアーも、今年に入り急速に参加者が増え、島の目玉観光であるケイビング(洞窟探検アクティビティ)とセットで来られる観光客が増えているとのことです。
ーーどんなツアーですか?
「ハイライトサイクリングツアーといって、島民の暮らしぶりが感じられる内容です。たとえば畑で働かれている方に挨拶するとか、おやつを買いに商店へ寄ってみるとか、今はコロナ禍で密になれませんが、ハイライトという言葉にはそうしたふれあいの意味があります」

ーー自転車だからこそ感じられる島の魅力は?
「島には、地図には載っていないけど実は素敵なスポットがたくさんあります。小さな川、公園、ビーチ、そんな場所ほど車では入りにくいですが、自転車なら入れます。そして本土ではなかなか見られない動植物が多いので、あれがバナナの花なんですよとか、パパイヤってこんなに高い位置に実るんですよとか、実物を見せながら説明をすると喜ばれますね」

ーー自転車で島を楽しむ上で感じる課題は?
「安心して走れる道路がないところです。参加者の体力次第では走ることもありますが、島民は優しい方ばかりなので、僕らが端に避けても後ろをゆっくりと付いてきてくれ、こちらが一箇所に固まって合図してようやく抜いてくれる。ときどき窓を開けて『頑張って』と声も掛けてもらえます。そんな島民の優しさで成り立っているところがあるので、自転車専用レーンなどの環境整備がされるに越したことはありませんね」
島民に聞く自転車の魅力と課題(レンタサイクル経営)

和泊町の中心地でホテルを営む町田さん、クロスバイクのレンタサイクルを5年前に開始。宿泊客を中心に利用が多く、ときどき島一周を楽しみたいという島民の方からの利用もあるそうです。バイク整備士の経験もあることから整備を頼まれることもあるとのこと。
ーーどんな人が借りていきますか?
「うちに宿泊された方が多いですが、そのほかの観光客もネットで検索して見つけられるようです。島民の方でも、『島や町を一周したい』と言って借りていきます。自分で持つと整備が大変なので、『時々乗るくらいならレンタルでいい』と考えている方もいるようです」

ーー利用した人からどんな声を聞きますか?
「楽しかったという声が多いですね。車に比べて小道に入って動き回れる分、観光スポットよりも島の町並みを見たい冒険好きな人向きです。都会から来た人だと珍しいからか、牛小屋やヤギに感動したという声をよく聞きます。中には、地元の人に道を尋ねたら軽トラで自転車ごと目的地まで送ってくれ、仲良くなって帰りに見送ってくれたなんて人もいました」
当時その集まりを『こども会』と呼んでいましたが、「まちゅんどクラブ」はまさしくそれを再現した子どもたちが島の魅力を体験できる場にしていきたい、体験を通して島に愛着と誇りを持ってほしいと考えています。

ーー自転車で島を楽しむ上で感じる課題は?
「道路ですね。畑沿いは側溝が多く、グレーチング(網状の蓋)があっても錆びて尖っていたり欠けていたりする場所もあるので、自転車だとハマってケガをする危険があります。あとは日陰、木陰の下にベンチがあるだけでもよいです。地域によっては自販機や商店が少ないので水分補給できる場所も必要です。そして島民には購入できる選択肢と整備士が必要。整備を教えられる講習会や、島にないメーカーの販路をつくれる人が来れば心強いですね」

森岡さんと町田さんから伺った課題を並べると、この通り。
・道路に自転車専用レーンがない
・自転車ツアーを行えるガイドが少ない。
・島で買える自転車の選択肢と、整備士が必要。
・場所を知らないと、トイレや休憩場所(日陰)探しが難しい。
・道路に側溝が多く、グレーチング(網状の蓋)が錆びていて危ない。
・コースによっては水分補給ができない(商店や自動販売機が少ない)。
・高校生にも興味を持ってほしいので、BMXでダウンヒルができる施設がほしい。
・瀬戸内海のしまなみ海道のようなサイクリングコースがあるといい
この通り、山積み!
そして和泊町の土木課は今、ともにこれらに取り組む自転車のプロを求めています。
土木課と実現しよう、あなたが描く自転車の島。
和泊町の土木課では令和2年度に、「むぅるほうらしゃ(方言でみんなうれしい)プロジェクト」を立ち上げ。これは、自転車レーンの整備などにより活用を促進することで、町民の健康増進、新たな観光客の誘致、温室効果ガスの削減などの課題解決を実現するものです。
レーンなどのハード整備は土木課にはお手のもの!ですが、「自転車のプロ」がいません。
そう、求めている方は自転車のプロです。自転車店経営者、自転車アスリート、自転車で日本を一周した人、どなたでも大歓迎です。自転車を活かしたまちづくりを描ける、知識・経験・技術を持つ人を迎え、土木課がハード、あなたがソフトの両輪でともに走りましょう。

最後に、募集担当の土木課係長の平山烈士さんからのメッセージを記載します。
***
プロジェクト立ち上げにあたり、私も、平日の自転車通勤や、週末は子どもとのサイクリングが増えました。40歳を過ぎて走ることが簡単ではなくなりましたが、自転車なら気軽に取り組める。この魅力を多くの町民、そして島民のみなさんに伝えたいと思っています。
専用レーン設置のほか、自転車を軸にやりたいことはたくさんあります。日陰やトイレなどのある自転車の道の駅、自転車コースマップの作成、年代や体力に合わせた町民向けサイクリングイベント、畑を使ったレース大会、BMX大会、などなど。
新しい発想で島の人たちをワクワクさせる取り組みにいっしょに挑戦しましょう。
***

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取材・撮影・執筆:ネルソン水嶋@南国書斎
地域おこし協力隊「チャリおこし協力隊」募集要項
主な業務
1.自転車ルートの検討・設定
2.自転車関連イベントの企画・実施
3. 自転車関連の相談窓口
4. SNSや動画コンテンツ等を活用した情報発信
5.「自転車の駅」設置に向けた準備
応募要件
以下のすべての項目に該当する方が対象となります。
1.条件不利地域(過疎法、山村振興法、離島振興法等の指定地域)を除く都市地域等から生活拠点を和泊町内に移すとともに和泊町に住民票を異動できる方
2.地方公務員法第16条に規定する職員の欠格条項に該当しない方
3.原則、20歳以上の方
4.心身ともに健康で、誠実に職務を行うことができる方
5.普通自動車運転免許を有している方
6.パソコン(Word・Excel、SNS等)の操作ができる方
7.協調性がありコミュニケーション能力が高い方
8.協力隊任期終了後、和泊町に定住する意志のある方
9 .日頃から自転車を愛好している方
※その他、自転車整備に取り組む意欲のある方
応募人員
1名
勤務地(活動地)
和泊町役場(原則和泊町内となりますが、内容によっては島内での活動もあります)
勤務時間
月曜日~金曜日の8時30分~17時00分(休憩1時間)
※必要に応じて時間外及び休日に活動を行うことがあります。その場合は、時間外手当支給または平日振替
休日:土・日・祝日,年末年始
雇用形態・期間
・身分は和泊町会計年度任用職員とし、地方公務員法に基づき和泊町長が任命します。
・任用期間は1年間とし、面談及び人事評価により、最長3年間まで再度の任用ができるものとします。
・協力隊としてふさわしくないと判断した場合は、任用期間中であっても任用を取り消すことができるものとします。
給与等
・月額166,000円 ※実績に応じて翌年度以降昇給有り。
・期末手当(6月,12月)
・通勤手当(自宅から2km以上の場合2km以上5km未満:月額2,000円,5km以上:月額4,100円)
待遇・福利厚生
・社会保険完備(健康保険・厚生年金)
・年次有給休暇(6カ月経過後から付与)及び慶弔に係る休暇等の制度があります。
・協力隊としての職務に影響のない範囲で副業可能ですが、事前に相談ください。
・任用期間中の住居は町が借り上げし貸与いたします。※光熱水費等は自己負担となります。
・活動に必要なパソコン、車輌(公用車)は町が用意したものを使用できるほか、消耗品,出張旅費等は、活動予算の範囲内で町が負担します。
・移動手段として自家用車(自動車・バイク等)は必要不可欠ですので、個人で用意してください。
【隊員側で負担する経費】
1.本町までの交通費(面接時を含む。)
2.引越し費用(運送費)
3.自己都合による帰省費用・旅費・その他経費
4.生活に要する水道光熱費
5.自家用車(自動車・バイク等)
募集締切
随時募集 *本求人は募集を終了いたしました。
応募方法
市販の履歴書(顔写真添付)に必要事項を記入の上、地域おこし協力隊応募用紙、居住地を確認できる書類(免許証及び住民票抄本又はマイナンバーカードの写し等)を添えて、下記の応募先まで送付してください。
※職歴については詳細に記入してください。
※提出書類は返却しません。
選考方法
1.第1次選考:書類審査
※応募書類をもとに書類選考を行います。選考結果は応募者全員に文書で通知します。
2.第2次選考:オンライン面接(第1次選考合格者のみ)
※第1次選考合格者対象にオンライン面接を行います。
※日時等は第1次選考結果通知の際にお知らせします。
3.最終選考結果の通知
※第2次選考後、面接者に選考結果を文書で通知します。
※和泊町への住民票の異動は、必ず任用日以降に行ってください。
書類送付・お問い合わせ先
〒891-9192
鹿児島県大島郡和泊町和泊10番地
和泊町役場土木課 平山 烈士
電話0997-84-3520
FAX0997-92-3300
メールdoboku@town.wadomari.lg.jp
【物件No.135】手々知名字集合住宅3LDK
【物件No.134】和泊字集合住宅3DK
“えらぶぐらし”オンライン交流会を開催します!
昨年好評をいただいた「“えらぶぐらし”オンライン交流会」を今年も開催します!
オンラインで沖永良部島の人々とつながり、島暮らしをイメージしてみませんか?
沖永良部島の特産品をつまみながら、先輩移住者から島暮らしの気になることを聞いてみませんか?
しま暮らし体験住宅5号入居者募集!
和泊町では、移住を考えている方を対象に「しま暮らし体験住宅」を新たに1軒ご用意しました。
冷蔵庫、洗濯機、テレビなどの家電備付で最長1年間入居可能です。しま暮らし体験住宅に住みながら、自然環境、生活環境、島人と触れ合いなどを体験した上で、本格的な移住を考えてみませんか!?
*今回の募集より家賃を2万円から3万円に変更しました。 (さらに…)
移住情報サイト「くらすわどまり」リニューアルしました!
和泊町移住情報サイト「くらすわどまり」を、ご利用いただきありがとうございます。
2016年10月に開設した「くらすわどまり」も早いもので5年の月日が経ちました。
この度、「知る・触れる・感じる えらぶぐらし」をコンセプトにリニューアルしました。
皆さまのお役に立てる移住情報サイトを目指してまいりますので、今後とも何卒お願い申し上げます。
新しくなりました「くらすわどまり」をぜひご覧ください!